近年注目を集める家族婚。
費用を抑え、自由度の高い結婚式を挙げたいカップルにとって魅力的ですが、デメリットもあります。
この記事では、家族婚のメリットとデメリットを徹底解説し、後悔しない選択ができるようにしますよ。
家族婚で理想の結婚式を叶えるためのポイント、後悔しないための注意点も詳しく紹介。
家族婚を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
家族婚とは少人数で挙げる結婚式のこと

最近よく聞く家族婚というワード。
まずは、家族婚のことをもっと知っておきましょう。
家族婚とは?
家族婚とは、親しい家族や親族だけで行う結婚式のこと。
20名程度までの少人数で行われるのが一般的です。
友人数名を招いて、参加者が30~40名位までに増えると、少人数婚と言います。
家族婚のスタイル
家族婚には、様々なスタイルがあります。
代表的なスタイルとしては、以下のようなものがあります。
- 挙式のみ:挙式のみを行う
- 挙式・会食:挙式と会食を行う
- 挙式・披露宴:挙式と披露宴を行う
- 会食のみ:挙式を行わず、会食や食事会のみ
一般的な結婚式では、挙式と披露宴を行いますが、家族婚ではお2人の好きなスタイルを選べます。
家族婚の増加傾向
近年、家族婚をするカップルが増加傾向にあります。
もともとは、コロナ禍であまり人と接触しないようにするために流行った家族婚。
現在では、結婚式費用を抑えたいカップルや、アットホームな結婚式を希望するカップルを中心に、家族婚を選ぶカップルが増加しています。
家族婚の5つのメリット

家族婚のメリット・デメリットを見ていきましょう。
家族婚のメリットとして、次の5つがあります。
- 費用を抑えられる
- アットホームな雰囲気で楽しめる
- 自由度が高い
- 準備の負担が少ない
- 両親や親族との距離が縮まる
費用を抑えられる
一般的に、家族婚は一般的な結婚式よりも費用を抑えることができます。
これは、ゲストの人数が少ないため、会場費や料理費、招待状費などの費用が抑えられるからです。
アットホームな雰囲気で楽しめる
家族婚は、親しい家族や親族だけで行うため、アットホームな雰囲気で結婚式を楽しむことができます。

結婚式に招待されたけど、話す人がいなかった…なんてことにはならないね!
自由度が高い
家族婚は、形式にとらわれず、自由度の高い結婚式を挙げることができます。
自分たちの希望に合わせて、演出や進行などを自由に決めることができます。

家族婚だと、参加者が少ないからサポートが必要な人を見ていられるのもポイント高かったです。
準備の負担が少ない
家族婚は、ゲストの人数が少ないため、準備の負担が軽くなります。
料理や衣装などの決めないといけないことの数は変わりません。
しかし、招待状の発行数が1桁以上違ったりと、こまごまとした準備は負担が少なかったです。
両親や親族との距離が縮まる
家族婚は、親しい家族や親族とゆっくりと話すことができるため、距離が縮まる効果があります。
通常の結婚式だと、新郎親族と新婦親族の席は離れてしまうことが多いですが、家族婚だとみんなで1つの席です。
お話もしやすくなり、お互いの人となりがわかりやすくなります。

うちはコロナ禍で両家顔合わせがオンラインだったから、親交が増してよかったです。
家族婚の3つのデメリット

次に、家族婚のデメリットも見ていきましょう。
- 周囲の理解が得られない場合がある
- 結婚式らしい演出が難しい
- 写真や動画に残せない
周囲の理解が得られない場合がある
家族婚は、一般的な結婚式とは異なるため、周囲の理解が得られない場合があります。
私たちの親世代だと、家族婚というスタイルはなかったので、戸惑う声があるかもしれません。
私たちらしい結婚式を挙げようと思って家族婚にした、と説明できるといいですね。

私も友人など呼ばなくていいのか、何度も聞かれたよ。家族婚の理由をちゃんと説明したら納得してくれたよ。
結婚式らしい演出が難しい
家族婚は、少人数で行うため、結婚式らしい演出が難しくなります。
例えば、友人らによる余興が挙げられます。
パーティーみたいに盛り上がりたい、はっちゃけたい、という方には友人を沢山招待した一般的な結婚式が合っています。
しかし、余興は必要なくて、ゆっくりと歓談したい、アットホームな柔らかい結婚式にしたい方には、家族婚が向いていますよ。

人数が少なくても、できる演出はたくさんあるよ!自由に工夫して自分たちらしい結婚式にしよう!
写真や動画に残せない
通常の結婚式だと、友人が写真や動画をスマホなどで撮ってくれますよね。
しかし、家族婚だと、写真や動画を撮ってくれる人がほとんどいません。
写真好きな兄弟や親御さんもいるでしょうが、親族全員の集合写真などの撮影者にはなれませんよね。
そのため、自分の結婚式をあとで見たい場合は、カメラマンさんの手配が必要になります。

カメラマンさん手配はマスト!アルバムやエンディングムービー、お礼状などで写真が役に立ったよ。
家族婚に向いているカップル・夫婦の特徴4つ

家族婚のメリット・デメリットがわかったところで、自分たちが家族婚に向いているかどうか気になりますよね。
そこで、家族婚に向いている結婚式を挙げたいカップル・夫婦の考え方・特徴を4つご紹介します。
家族婚向きなカップル・夫婦の特徴4選
- 費用を抑えたい
- アットホームな結婚式にしたい
- 自由度が高い結婚式を挙げたい
- 準備の負担を少なくしたい
それでは、1つずつ見ていきましょう。
費用を抑えたい
結婚式を挙げるには、平均327万円かかるようです。(ゲスト平均49.1人、ゼクシィ調べ)

しかし、家族婚を選ぶと、平均167.4万円と約半額で挙げられることがわかります。(ゼクシィ調べ)

結婚式費用を節約して、ほかにお金を回したい人には、家族婚が合っていますね。
アットホームな結婚式にしたい
普通の結婚式は、ハレの日ということもあり、華やかで人がワイワイと歓談しているイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?

実際に私が参加した普通の結婚式もワイワイした感じでした。
ただ、自分たちの結婚式ではワイワイやりたくない人もいますよね。
例えば、次のように考えている人には、アットホームな結婚式にできる家族婚がオススメです。
- ゲスト一人一人とちゃんとお話をしたい
- そもそもワイワイ盛り上がるのがニガテ
- 自分たちの結婚式ではゆったりしたステキな時間を過ごしたい
自由度が高い結婚式を挙げたい
普通の結婚式は、だいたい流れが決まっています。
会社の上司や友人を招待するので、あまり流れを変えることができません。
そこで、家族婚を選ぶと、招待しているのは家族・親族のみなので、お2人の結婚式に特別な演出を入れたり、一風変わったオシャレな空間にしたりすることができます。
今までの伝統に捉われたくない、自由な結婚式を挙げたいお2人には、家族婚がオススメですよ。
準備の負担を少なくしたい
ゲストの人数が多いと、招待状を大量に準備したり、返信ハガキより出欠や料理のアレルギー情報などをまとめたりする必要があります。
招待するゲストによっては、お車代や宿泊代なども考えなければいけません。
一方、家族婚はお互いの家族のみなので、形式的に招待状は出しますが、すでに重要なアレルギー情報などは知っている状態です。
招待状を出す人数が少ないので、宛名書きなども楽ちんです。

ゲストが少ない分、料理や席配置などの調整が少なくてラクだね!
【実体験】私たちが家族婚にした3つの理由

私たち夫婦が家族婚にした理由は次の3つです。
- 結婚式を挙げる予算がない
- 友人がみんな結婚して子持ちで、結婚式に呼びづらい時期だった
- 私の家族に、特に配慮すべき人がいた
晩婚で、かつ私が社会に出るのが遅くて、あまり結婚資金を集められる状況ではありませんでした。
また、友人を呼ぶにも、子育て中だったり妊娠中だったりと、ちょうど育児期間に入っている友人ばかりでした。
そのため、お互いを知らない友人を1つのテーブルにして「新婦友人席」にするのも申し訳なく思ったので、あえて呼ばないという選択をしました。

友人には後日写真など見せて報告すればいいかなと。結婚式であまり話せないのもあります。
一番大きな理由は、私の家族に障害者がいることです。
私は、その家族に「すおうは結婚したんだよ」という姿を見せたくて結婚式を挙げた、というのが理由のほとんどを占めています。
その家族は、理解したのかどうかわかりませんが、私は結婚式というものを見せられて、自己満足かもしれませんが、とても満足しています。

あなたには、自分の結婚式を見せたい相手はいますか?見せられなかったら一生後悔するかもしれませんよ。
家族婚を成功させるための4つのポイント

ここまで、家族婚のメリット・デメリット、家族婚向きなカップル・夫婦、私の実体験をご紹介しました。
家族婚にしよう!と決めた方に、家族婚を成功させるポイントをお伝えします。
- 事前にしっかりと家族や親族と話し合う
- 希望を明確にする
- 予算を決めておく
- 準備を早めに始める
事前にしっかりと家族や親族と話し合う
家族婚は、家族婚という名称の通り、家族や親族と一緒に行う結婚式です。
自分たちの希望ばかりを押し通すのではなく、家族や親族の意見も尊重することが大切です。
けれども、譲れないこともあると思います。
理由をきちんと説明して理解してもらいながら、結婚式のための準備を進めていきましょう。

希望を明確にする
家族婚は、普通の結婚式よりも自由度の高い結婚式を挙げることができます。
そのため、事前に自分たちの憧れの結婚式の希望を明確にしておくことが大切です。
- 挙式のスタイル
- 演出
- 料理
- 衣装
- ゲストの人数
などについて、自分たちの希望を具体的に考えておきましょう。
希望を明確にしておくことで、より理想に近い結婚式を挙げられますよ。

私は、ウエディングドレスはオフショルダーにするって事前に決めていたよ!
予算を決めておく
希望を明確にしたら、今度はそこにかかる予算を決めましょう。
家族婚は、費用を抑えられるというメリットがありますが、それでも予算は決めておくことが大切です。
例えば、以下の費用が考えられます。
- 会場費
- 料理費
- 衣装費
- 装花費
- 撮影費
自分のやりたい結婚式に必要な費目をリストアップし、予算を決めましょう。

優先したい項目とあまりお金かけなくていいかなって思う項目を決めておくといいよ。
予算を決めておくことで、ついつい予算オーバー、なんてことが防げます。
結婚式場の契約前に、そこまで考えていたら結婚式場のスタッフとのやりとりもスムーズにいきますよ。
どうしても費用が上がってしまうものですが、結婚式の費用は契約前なら割引してくれるところが多数です!

「他の式場では○○円だったので、、、」と話を進めると、割引してくれるので、他の式場の見積書ゲットはマスト!
そのため、何件もブライダルフェアに行って、費用の相場をつかむことが後悔しない結婚式に繋がります。

実際にどんな費用がかかったのか知りたい方は、私のセキララな費用内訳を見てみてください。

準備を早めに始める
家族婚は、少人数で行うため、お2人の準備の負担が軽くなります。
しかし、それでも早めに準備を始めることが大切です。

時間があるように見えて、準備しだすと時間がかかることがほとんど!
- 衣装選び
- 料理の打ち合わせ
- 演出の検討
- 招待状の準備
など、必要な準備をリストアップし、スケジュールを立てましょう。
早めに準備を始めることで、結婚式前日まで追い込まれることなく、スムーズに結婚式を進めることができます。

結婚式当日は体力勝負だから、前日はしっかりと寝ないとね!
まとめ|家族婚はデメリットもあるけどたくさんのメリットあり!

家族婚のメリット・デメリットをご紹介しました。
家族婚のデメリット
- 周囲の理解が得られない場合がある
- 結婚式らしい演出が難しい
- 写真や動画に残せない
家族婚のメリット
- 費用を抑えられる
- アットホームな雰囲気で楽しめる
- 自由度が高い
- 準備の負担が少ない
- 両親や親族との距離が縮まる
デメリットを考えても、メリットの方が大きければ、家族婚に向いていますよ。
お2人でしっかりと相談して、どんな結婚式が挙げたいか、決めていきましょう。
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